犬の腸内フローラ検査「犬腸博士」の費用や結果を口コミします

愛犬の健康診断として利用した腸内細菌検査

2021年12月下旬、はじめて愛犬のために腸内フローラ検査をしてみました。利用したサービスは、フォレマの「byOm(バイオーム) 」-愛犬・愛猫の腸内細菌解析

愛犬は健康そのもの。体調も毛並みもアレルギーによる肌荒れもないので、2022年1月に届いた結果にビックリ。健康な犬の腸内環境とは程遠い「悪い」という結果でした。

具体的には、長期の下痢など炎症性腸疾患の一因にもなる「プロテオバクテリア門」の細菌が、一般的な健康個体よりも増加気味で、不穏な状況にあるということでした。

そこでアドバイスにあった、腸内環境改善に役立つ食材やサプリを増やして手作りご飯をつくり、数ヶ月経過を見守りました。

犬腸博士で2回目の腸内フローラ検査

最初におこなったフォレマの「byOm(バイオーム)」検査は、腸内細菌の状態をものすごく細かく、表やグラフにして伝えてくれていた一方、知識があまりなかったので、解析結果を理解するのに苦労しました。

そこで2回目は、分かりやすそうなタイプの「犬腸博士」で、腸内年齢や、項目毎のリスクを伝えてくれる愛犬用腸内フローラ検査キットを、2022年の5月に申し込んでみました。

定価は14800円でしたが、ポイントやセールを利用して、数千円安く検査できたので、急いでない場合は、セール時期を狙うのも良いと思います。

その結果、腸内年齢は10才6ヶ月(実年齢8才なので+2才)
腸内環境は要改善。肥満のリスクは良好だったけど、アトピーとストレスリスクは要改善と、期待していた結果にはなれませんでした。

犬腸博士では、菌の割合がどのくらいあるという表示ではなく、この項目の菌が少ないので、ストレスのリスクが高いから、太陽光を浴びてセロトニンを増やしましょう。アトピーのリスクが高いから、腸内のラクトバチルスを増やしましょう。それにはアスパラガスが良いなど、結果とアドバイスが分かりやすく、初心者にはシンプルで理解しやすいと思いました。

とはいえ、アドバイスで提案されている物事は、普段の生活から心がけていることも多く、腸内細菌の多様性が少ないのは、前回の結果から変わってないので、大幅な食事やサプリの見直しが必要だと痛感しました。

犬の腸内細菌検査はサプリを買わせるセールスなのか

前回のフォレマ「byOm(バイオーム)」検査の結果は、郵送で紙で届くタイプだったのが、今回の犬腸博士は、メールのリンクからネット画面で検査結果を見るタイプでした。

紙と電子、本と同じで一長一短ありますが、犬腸博士のほうは解析結果に愛犬におすすめのサプリのバナーが認識しやすく表示されていたため、動画で結果を共有したのを見た視聴者の方たちからは、セールス目的じゃないかという意見も出てきました。

なにせ皆こうめさんラバーなので、健康そうに見える体調を考えると、セールスなんじゃないって思ってくれたのは嬉しい。

とはいえ、「byOm検査」のほうでも、解析結果の最後に、自社のおすすめサプリは表示されていたので、サプリの販売の仕方が、犬腸博士の方は定期購入すると初回は半額以下という仕組みが、よりセールス色を強めてしまったのかも知れません。

犬の腸内フローラ検査が浸透しない理由

SNS全盛の時代に、結果を改ざんして商品を販売するようなサービスはないと思っていますし、そう願いたい!

腸内細菌については、ご時世の影響で関心は高まり、研究の精度も上がって、腸内環境と健康は深く関わっているというのが、どんどん判明してきていますよね。

ただサプリメントというと、インチキで不誠実な商品もたくさんあるジャンルなので、斜めから見ちゃうのも仕方がないのかなとも思います。

だからこそ、こういうサービスで、しっかり消費者の満足を提供したいと考えている会社は、販売の仕方や商品のPR方法をもの凄く考えないといけないのかもしれない。

だって、分かりやすさを追求したらセールスだと思われ、きっちりと全てを包み隠さず提供したら、分かりにくいと思われてしまう。

そんな風な状態に、この2つの腸内細菌の検査サービスはなっているのかなと感じました。
ただ、企業としては願わくば、自社のサプリを購入してもらいたいというのは、腸内細菌のサービスを展開している以上理想ではあると思います。

消費者が犬の腸内細菌検査に求めていること

人も犬も、腸内環境が整っていたら、免疫力が高いので、病気になりにくい体である。
これはもう疑いようのない真実。

だから飼い主は、愛犬の腸内環境が整っているのか、そして整えてあげられる方法があるのなら知りたいと思っています。

そのために、腸内細菌検査は必要だし、食事や生活環境だけでは補えない部分は、サプリに頼りたい。

ただ、フルサポートで、愛犬のために調合してくれるサプリが欲しいという人もいれば、自分で数あるサプリの中から選びたいという人もいるはずなので、そのどちらにも満足できるようなサービスが展開されたらいいのにね。

とはいえ、サプリと検査がセットになってるなんちゃって商品はキツイ。
検査結果を知る前に、サプリが先に届くのとかあったけど、それ愛犬専用じゃないですよね?

サプリメントって基本、原材料や成分表示って曖昧にしてほしくない。
しかも定期で購入するタイプなら、腸内フローラ検査も定期的に組み込まれたスケジュールで、結果に合わせて再調合したサプリをくれる(原材料・成分表開示)っていうのが理想です。

ただ、こうするとトンデモナイ金額になるのは理解しています。
だから自分で、定期的に腸内細菌検査に申し込んで、そのたびに最適なサプリを販売している会社から選んで買う。という手間を惜しまないようにするしか、腸内細菌のサービスを2社試し、他のサービスも調べた上で分かった現状でした。

というワケで、今回の結果から、腸内細菌の多様性が少ないこうめさんには、フォレマで販売されている「腸内免疫 ラクトマン」という、腸内細菌のバランスが著しく崩れたときにおすすめされていたサプリを試してみて、また数カ月後に腸内フローラ検査をチェックしてみようと思います。

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