かぎ針編みで「あみぐるみ」を作りたかったけど
お正月に飾ってる鏡餅の毛糸の置物が可愛くて、自分でも犬のモチーフとか作れたらいいなと「あみぐるみ」の本を何冊か図書館で借りて、試しに編んでみました。
でも、練習で始めた円のオブジェをひとつ作るのに1週間以上。
こりゃあ、あみぐるみを完成させるのに、数カ月はかかりそう。「むり…」となりまして…
実用的な物のほうが頑張れる気がすると、愛犬のお耳の乾燥対策にニット帽を作ってみたら、計10時間・4日ほどで出来たので、その作り方とコツ・参考にしたかぎ針編みの編み方の動画をシェアします。
かぎ針編みの編み方2つだけで帽子が出来る!
YouTubeの動画を参考に作るようにしました
参考にさせてもらったのは、「1時間以内で編めちゃった!初心者向けペット用ニット帽の作り方!」
2時間ほどで2つをサラッと作っていて、編み方も2種類だけ。
これなら初心者にも出来そうと始めてみたら、2日・5時間くらいで帽子部分は編めました。
帽子を作る工程は、6工程だけ
- 顔周り・首周り・頭のてっぺんから肩までの長さを測る
- くさり編みで、首周りの長さになるまで編む
- くさり編みの段の上に、長編みで頭から肩までの長さに編む
- 半分に折り、折り目までとじ針で綴る
- 顔周り÷2で直径を計算して、折り目がない方に編んで綴る
- 綴じた面を裏側にしてから、装飾を取り付ける
必要な道具
□ 毛糸(フレブルは2玉あると安心)
□ かぎ針(初心者は8号)
□ とじ針
□ メジャー
全部ダイソーで揃えられます。
正直「もっといい道具・もっといい毛糸だったら、こんなに手間取らないんじゃない」という気持ちも湧いたので、お近くに手芸用品店がない場合は、ユザワヤのオンラインショップがおすすめです。
帽子部分で必要だった編み方は、くさり編みと長編みだけ
かぎ針編みの初心者は、「かぎ針の号数を大きめにしたほうが良い」とよく言われている理由が、編んでいったら分かりました。
編み物を挫折しちゃうポイントって、うまく編み進められないことにあると思うんですけど、かぎ針の号数を大きくすると、穴に通して編むという動作が、小さい号数と比べて難易度が下げられるということに繋がっていました。
しかもかぎ針の号数が大きいと、網目も大きく、編む目の数も少なくできるので、作業量が減らせます。
私は4号のかぎ針で、輪のつくり目の練習に苦心して、5号のかぎ針でニット帽を作るのに10時間かかりましたが、もっと大きな号数のかぎ針だったら、ラクに短時間で編み始められたかなと思いました。
くさり編みが編めたら、その穴に長編みを編んでいきます。
このくさり編み1段目の裏山に、長編みを編むのに苦労しました。
(かぎ針の号数が小さく、網目が小さかったため)
2段目以降は、表二山に長編みを編むという工程が続くのですが、1段目の難しさに比べたら、簡単すぎるというくらい、スラスラ編めるようになってます。
(針を通す穴が見やすい、入れやすいから)
なので、1段目を焦りすぎず、糸が通りにくいと思ったら、一度引き返してやり直すという風に、強引に編み進めてグチャグチャにしてしまわず、ゆっくり慎重に進めて行くことをおすすめします。
通るときはスルッと糸が通るので、なんか引っかかってるなと言う場合は、一度引き抜いて通し直すほうが、結果全部やり直さずに済むことに繋がりました。
毛糸の足し方・変え方はこだわりすぎず
糸を結ばずに、うまく繋ぐ方法を調べてチャレンジしてみました。
糸を結ぶとポコっとしちゃうのが防げるのが、こちらの編み方だったのですが、糸始末があと1歩うまくできず、一箇所ポコっとなっちゃいました…。
とはいえ、帽子の内側部分になっていたので、見えないしいいかとなりました。
そのくらい、糸の変え方・足し方は、最初は気張らなくてもいいかも。
クオリティまで最初から完璧は、なかなか難しいよ。
帽子の装飾に猫耳を編もうと思った自分を恨む
犬のニット帽を作る工程で、参考にした動画のように「ポンポン」にしていたら、こんなに苦労することはありませんでした。
とはいえ、「ポンポンの付いた帽子は取れやすい」という経験があったので、せっかくなら寅年だし、トラに見える猫耳ならズレにくい帽子になるんじゃないと思ったのです。
結果から言えば、猫耳でも走り回ったらズレ落ちたんですが、なによりも猫耳を編む工程がとても難しかった。
かぎ針編みで参考にした猫耳の編み方
猫耳を編むのに、いろいろな方法があって、結果こちらの【猫耳の編み方【かぎ針】あみぐるみやカウル、ニット帽、フードに】が、一番分かりやすくて続けられた編み方でした。
編み方の種類としては、くさり編み・細編み・中長編みと、編んだことのない2種類の方法が増えますが、長編みが編めるようになっていると、編み方自体は特別むずかしいということはありません。
とはいえ、2日・5時間ほど猫耳を作るのだけにかかったのは、三角形の頭になる1段目がなかなかキレイに編めず、やり直してばかりだったからです。
見た目の装飾を猫耳にこだわらなければ、初心者でも5時間くらいで編めるはずですが、猫耳まで完成されられたときの達成感は、期末テストが終わった日くらい開放感がありました。
かぎ針編み初心者向けのYouTube動画に助けられた
4日間・計10時間の日々を綴ったこの動画が公開できたのは、上記の編み方のYouTubeがあってくれたおかげです。
編み物の本は、いくら丁寧に書いてあっても、編む方法を初心者が理解するには、とてもむずかしいと感じました。
写真と文字と矢印で示された編み方が、動画だと「方法やコツを、実際の動きと共にレクチャー」して下さっていたので、見よう見マネでなんとか編み進めることができました。
ニット帽をひとつ完成できて思ったのは、「編みはじめの最初の段が一番肝心」ということ。
耳の部分を編んでるときにより感じたのですが、土台となる編み始めがフラフラだと、編み進めるごとにグチャグチャしてきちゃうのが、よーく理解できました。
家を作るのに、基礎工事として土台をしっかりと据えるのと同じように、編み物も最初の一段目のクオリティがしっかりと保てていることで、その上に編み進めていくものがきちんと揃っていく。
これをしっかりと身を持って体感できたことで、今後もまたなにか作ってみようと考えられるようになりました。
なにより編み物は、コツコツが目に見えて進歩するので、達成感が得られやすく楽しいです。
編み方の種類が少なければ、完成した喜びもすぐに感じられるので、次は愛犬のために、腹巻きを作ってみたい。
ただ、かぎ針編みだと伸縮性がないみたいで、棒針編みを学ぶか、かぎ針編みの新しい編み方に挑戦するか。色々と編み物の想像を膨らませています。
編み物初心者のモチベーションを上げてくれた漫画
編み物気になってるけど、もう少し背中を押してもらえるような気持ちが高まるきっかけが欲しい人は、猫田ゆかりさんの編み物漫画「ニッターズハイ」がおすすめです。
Twitterで話題になって、まだ1巻しか出てないのですが、アニメ化を期待する声も上がっているほどの人気。
傷心の男子高校生が、編み物を通して成長していくクラフトライフストーリー。2巻からは、かぎ針編みの話も始まりそうな展開にワクワクです♪