膀胱炎の初期症状(こうめさんの場合)
愛犬フレンチブルドッグこうめさんと暮らして11年。
6才とか7才くらいから、膀胱炎の症状が出るようになって、そのたびに抗生剤を処方されて治してきました。
膀胱炎の初期症状としては、だいたい頻尿や血尿。
このパターンの原因は、主に細菌に感染して、膀胱の粘膜が損傷し血尿が出ちゃうということでした。
こうめさんはメスで、陰部がくぼみがちな形状なので、バイ菌が尿道から入って悪さしたのかと最初の頃は思っていました。
が、正直お手入れを怠るようなことはなく、お散歩終わりには毎回ケアスプレーで拭いている。それなのに、なんでバイ菌が入るんだろうと不思議でした。
とはいえ、毎年じゃないにしても膀胱炎を繰り返すので、これはお手入れの問題じゃなくて、食事なのでは?と犬の手作りごはんを見直したりもしていたのですが。。。
繰り返す膀胱炎の原因はストルバイト結石?
犬の手作りごはんの資格をとって、愛犬の体調を食事でサポートしようと意気込む日々の中でおきた膀胱炎再発。
10才という免疫力が落ちてくる年齢とはいえ、かなり頑張っているときだったので、飼い主としてはこの現状にかなり病みました。(上記は、そんな状況下で記録した動画です。)
とはいえ、嘆いていても仕方ないので、愛犬が膀胱炎にならない手作りごはんのコツを模索。ここでブチ当たった壁がストルバイト結石でした。
膀胱炎の細菌感染の原因に、ストルバイト結石というものがあるのを知ったんですが、これは尿がアルカリ性に傾いていることで起きる結晶。
犬の尿のpHは、6.2〜6.5が正常値。それがこうめさん、pH8もあったんです。
膀胱炎を手作りごはんで治すのは激ムズ

この問題を食事で解決するには、ミネラルの多い食材を避け、腸内を酸性にしやすい食材を取り入れる。
とはいえタンパク質を多くすれば良いわけでもなく、バランスがとてもシビア。上記動画の中で、なんとかひねり出してレシピも考案してみたのですが。。。
この絶妙なバランスの食事を、毎日変えて作るのは至難の業と感じました。ムズカシすぎて現実的じゃない。
そんな中、再診で訪れたときに獣医さんに聞かれたのが「愛犬は1日にどれくらいお水を飲んでいるか」でした。
症状改善のきっかけは飲水量不足
3才から始めた犬の手作りご飯。涙やけや指間炎を治したくて始めたのですが、2才から発症した尿もれが、手作りに変えたことでより頻度が高くなりました。
この尿もれの症状を緩和させるためには、食事の水分量が多いとたくさん漏れがちだったので、10キロの犬に手作りで推奨されている水分量700-900mlより少なく、500mlで作っていました。
しかし手作りに理解のある獣医さん曰く、「10キロの子なら、1リットルくらいあげたほうがいい」。水分量が少ないことで、結石ができやすくなっている可能性があると指摘してもらえ、「はっ」としました。
そこで普段のごはんを作るときの水分量を500mlから600mlに増量。それ以外に、甘酒と豆乳ヨーグルトを150mlで溶かした甘酒タイムを設けたところ、膀胱炎の症状が収まり、尿のpHも6.5まで下げられて、原因のひとつに飲水量不足が関係していたんだと気づくことができました。
しかも、一度の食事の水分量を増やしすぎなかったことで、尿もれの症状に影響はなく、変わらずときどきちょっぴり漏れちゃうちゃんのままでいられています。
膀胱炎にクランベリーは役立つのか?

尿のpHが高く膀胱炎になっている場合には、クランベリーがピンポイントで症状の緩和に役立つという研究結果もあり、気になっている飼い主さんも多いと思います。
上記動画のなかでは、クランベリーをクッキーに混ぜ込んでおやつを作ってみたりしましたが、いまは冷凍のクランベリーを購入して、それをドライフルーツにしてあげています。
これを毎回手作りごはんを食べ終わったあとに、1.2粒、ブルーベリーをドライフルーツにしたものといっしょにあげていて、調子はすこぶるいい感じです。
ドライフルーツにしている理由は、冷凍のままだと季節問わずあげにくい「体を冷やしちゃいがちだから」という点と、結構スッパイから。
酸味が強いので、そのままだとあまり好んで食べません。それをドライフルーツにして、ブルーベリーと交互にしてあげることで、なんかスムーズに食べてくれます。
飲水量をあげたことでpHが下がったのか、クランベリーのおかげでpHが下がったのか、どちらも有効だったのか、きっとどっちも役立っているんだろうなと感じています。
前回膀胱炎になってから1年と4ヶ月。いまのところ再発なし。同じように繰り返す膀胱炎に悩んでいるお家の子の治るきっかけにこのブログがなれたら幸いです。
甘酒はカンタンに手作りできるので、よければこちらの動画を参考に、甘酒タイム習慣を取り入れてみてください。