11才の愛犬フレブルこうめさんが下痢。手作りご飯とトッピングで工夫したこと

季節の変わり目は体調を崩しやすい

「冬から春」「夏から秋」に体調を崩しやすいこうめさん。
11才の9月中旬に起きた症状が、下痢と耳のトラブル。

耳については、掃除してもすぐ溜まりがちな耳垢を、上手に抑えられる方法を以前のブログに書いたので、今回は、お薬を使わずに、トッピングや手作りごはんの工夫で、下痢が改善した記録を残しておこうと思います。

お腹がゆるい時のトッピングは「整腸大作戦」

普段から1日2食。毎日犬の手作りご飯を作ってあげていて、夜のトッピングが、ほぼ整腸目的のトッピングです。朝は普段違うものをあげるんですが、夜も朝もあげるという風にして、整腸全振りで対処を始めました。

「下痢=腸内が炎症気味」と考えると、腸の中の炎症を抑え、腸内が正常に活動できるようにサポートできるようにすればいい。

そこで役立つのが「3重オリゴ+酵母」

アレルギー症状や下痢に、「プレバイオティクス(善玉菌を増やすエサ)」が豊富に含まれているので、整腸目的で使いました。

プラスで「ひきわり納豆」
スーパーなどで売っている、ひきわり納豆を一緒に。粒より消化がいいのと、納豆菌も善玉菌を増やせるし、食物繊維もしっかりあるので、プレバイオティクスをより活性化させる目的で使いました。

朝はこの2つを普段の朝トッピングにプラスして入れ続けました。
そして夜には、この2つにプラス「粉末納豆」をイン!

こうめさんの腸内細菌検査をしてわかったことは、調子が悪いときは「生半可な整腸サプリじゃ通用しない」ということ。

普通に調子が悪い子や、ちょっとお腹くだしたとかの場合、「3重オリゴ+酵母」だけとか、腸内が元から健康な子は納豆だけ、とかで整腸できるのかも知れない。

でも、こうめさんは7才のときに始めた腸内細菌検査で腸内が炎症気味という結果に。見た目や状態はめちゃくちゃ健康だったのに、検査してみてビックリ。

でも確かにイレギュラーのお留守番とか、旅行のあととか、環境ストレスが強めにかかると、翌日お腹を下しがちでした。

この結果を受け入れて、年に1.2回のペースで腸内細菌検査を続けていく中で、今年になってやっと正常値に近い数字に腸内が整っていきました。

この結果にたどり着くためにしたこととして、「整腸サプリ+ひきわり納豆+納豆粉末」という徹底的なプレバイオティクス(善玉菌に大量の餌)作戦でした。

下痢のときは絶食?お薬?

下痢になったときは、一度お腹のなかをからっぽにして、腸をやすめる。
下痢止めの薬を使って、症状を抑えるなどの方法が一般的だと思います。

感染性の下痢だった場合は、抗生剤入りとかのお薬に頼らなくちゃいけないかもだけど、こうめさんの場合、抗生剤は基本使わないことにしています。

これは腸内細菌検査をしてわかったことですが、抗生剤を服用することで、悪い菌を死滅させることができる一方、良い菌もいっしょに消し去ってしまう。これを多用することで、整腸がどんどん苦手になってしまう。

なので、抗生剤を活用するのは最終手段に残して、そこまでは食事で菌を抑制したり、排出したりする方法を考えることにしています。

なので下痢でお腹からっぽ作戦も、腸を休める上では効果があるかもしれないけど、食べ物で腸を保護しながら整腸を進めるという方向性で犬の手作りご飯を作ってあげていくことにしました。

下痢のときの犬の手作りご飯に役立つ食材リスト

下痢のときは、水溶性食物繊維(水に溶けると、ゼリー状になって腸を刺激しにくい)をメインに。逆に不溶性食物繊維が多めだと、便秘のときに改善が見込めます。

ただ、食物繊維が豊富な食材って、水溶性・不溶性どっちも含んでたりするので、食材選びは結構悩ましかったりします。

水溶性食物繊維が豊富

  • わかめ
  • ひじき
  • オクラ
  • にんじん
  • 山芋
  • 里芋
  • 大麦
  • オートミール

不溶性食物繊維が豊富

  • ごぼう
  • りんご
  • 納豆

こういった感じで食材を書き出しておいて、水溶性食物繊維が豊富な食材を多めにして、不溶性も少し加えて出汁は昆布で作りました。

動画内で、ある日の犬の下痢対策手作りご飯を紹介しているので、メインのタンパク質や組み合わせ方を参考にしてみてください。

愛犬こうめさんが下痢になった原因は寒暖差?

下痢の原因は確定がムズカシイ。
可能性としては、夏から秋にかけての寒暖差で体調を整えられなくなったこと。

または、あたらしく購入してみた乾燥したお魚のおやつ。
ネットで無添加って書いてあったのに、原材料見たら添加物が入ってて、もしかしたらそれが引き金になったか。

なのでおやつは人間用にしちゃって、即中止。
寒暖差については、夜から朝にかけて冷え込む日が出てきたので洋服を着せたり、毛布かけたり対策をして、上記の食材を組み合わせた手作りご飯を1週間続けました。

結果、初日には血便が少し混じったこともあったけど、4日目くらいから少しずつ硬さが戻ってきて、1週間から10日ほどで、つるっとした1本うんちょすの完全回復になりました。

普段から整腸を意識した食事をあげていても、こうして調子が崩れるから、手作りだろうとサプリだろうと「食事は薬じゃない」ってことを痛感します。

だからこそ、すぐ答えを出そうと焦らずに、コツコツと良いと思う方向にアプローチし続ける食事療法を、早いうちから編み出しておくって大切だなと実感する機会になりました。

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