フレンチブルドッグの避妊手術にあたって思ったこと
犬の避妊手術について、正しいのか正しくないのかはそれぞれの判断ですが、我が家ではやって良かったと思います。
全身麻酔もクリア出来たし、手術後の体調不良もなく、無事に帰ってきてくれて、望まない妊娠の可能性がなくなり、発情がないので問題行動の抑制に繋がり、色々な病気のリスクを減らすことができました。
でも、手術を行う前はホント悩みました。
一点目は、
全身麻酔のリスクはフレブルにとってかなりあります。ペットの医療は進化しているので動物病院でもそれほど大げさな危険性への問いかけもないのですが、少なくない数の犬たちが全身麻酔によって命を繋ぐことができないのも事実です。
二点目は、
愛犬にとってこれが本当に幸せへと続く決断なのかどうか。という点です。
望まない妊娠は飼い主の考えであり、手術によって逆にホルモンバランスの崩れによる病気にかかりやすくなる場合もあります。
なにより犬自身が本当に望んでいることなのかどうか。
三点目は、
病院への信頼度。
飼い始めて最初の生理が来る前(おおよそ1才まで)に手術を行うのがいいとされているので、病院への信頼度もまだまだ築けないうちでのお願いになるので、お任せして大丈夫なのかどうかの判断もムズカシイ時期です。
金額も高額ですが、なにより命を委ねるのでかなり慎重な態度で望みました。
決断は、なにを基準に愛犬のすべてを背負うことができるのか
決断を先延ばしにすることはあまり得策ではないので、飼い始めて1年未満のうちに愛犬のその後の人生を定めてあげなくてはいけません。
そこで我が家で基準としたのが、「これから先の愛犬が起こすすべて行動の結果を背負うことができるか」です。
妊娠をした場合に起こる様々な可能性と、避妊手術をした場合に起こる様々な可能性を深く検討して、避妊させることに決めました。
心休まらない愛犬の2泊3日避妊手術
我が家にやってきてから1日たりとも離れ離れになったことがないのに、いきなり2泊!いよいよ飼い主としての覚悟を試されているような状況になり、送り出す日は涙が出そうなほどこれで本当に良かったのかと自問自答を続けました。
手術成功の電話、術後の経過連絡などを経てお迎えに行った際には、拍子抜けするほどあっけらかんとしている愛犬にこの子の生きる強さを感じ、そして愛おしい気持ちが増しました。
なんとも有難いことに愛犬フレンチブルドッグこうめさんは開腹手術をしたあとの場所を気にする様子がないとのことでエリザベスカラーの装着はなしでオッケイのお墨付きを頂き、その後の抜糸まで貼られた絆創膏を舐めるようなしぐさは一度もありませんでした。
気になる費用・時期について
フレンチブルドッグの避妊手術について、我が家では生後7ヶ月目に手術を行いました。
時期については、成長具合と犬の体調もあり、体重や体調が大きくなると金額も上がるとのことで、かかりつけの病院で相談をしてこの時期に決めました。
金額については
再診料:700円
術前血液検査:6480円
血液検査 凝固系:2160円
留置針留置:1300円
鎮痛薬 中型犬:2570円
避妊手術・犬 〜10キロ:48600円
計 61,810円(税込)
都内の動物病院で2泊3日の手術料金でしたが、宿泊費などの請求はありませんでした。おまけに最初はエリザベスカラーをお願いしていたのですが必要ないとのことでこの費用もかかっていません。
手術を経験して分かったこと
基本的に動物病院からこんな手術をしましょう・あんな手術をするとこの病気を未然に防げますよ。というような問いかけはあまりありません。
飼い主として愛犬の健康面について今後のビジョンを動物病院にきちんと伝えていくことが大切だと思います。
愛犬の体調を一番理解してあげられるのは飼い主です。動物病院を頼りすぎても一番近くで常に見てあげられているわけではないので気付けるのは病院に来てからしか出来ません。
なにか体調の変化があったら、一度病院できちんと診てもらうことが様々な病気の進行を防げる一番の手段です。市販薬やケア用品も色々とありますが、それが一番適しているのかどうかはお医者さんのほうが詳しく、病院で処方してもらえる薬のほうが正しいことのほうが多いです。
ただ、これも病院を頼りすぎた結果悲しい結果を生むこともあるので、セカンドオピニオンを含めた愛犬の体調管理が必要となるので、自分自身でも愛犬にまつわる病気については色々と勉強していくのがいいと思います。
追記:絶対知っておいて!避妊手術の方法は2種類あります
知っておくとホルモンバランスの乱れを防ぐことが出来るかも知れないのでぜひ読んでください