どうもこんにちは、うめもとかんです。
「フレンチブルドッグ:こうめさん」を3ヶ月の子犬のときにお迎えしてから、丸8年が経ちました。
今回は、フレンチブルドッグを飼いたいと考えたときに、知っておいたほうが良い基礎知識をギュッとまとめてお届けします。
フレンチブルドッグの特徴
フレブルの歴史・ルーツ
フレンチブルドッグのルーツ・祖先は、1850年頃にイギリスからフランスへ移住した人たちが連れてきた、イングリッシュ・ブルドッグだと言われています。
小型のブルドッグとパグやテリアを交配され「フレンチブルドッグ」としてフランス人に愛され、その後アメリカで今の立ち耳のフレンチブルドッグが、スタンダードな犬種として確立しました。(諸説あり)
リアルな性格は?
性格は温厚・マイペースと言われています。
ただ、メスに比べてオスのほうが、活発で闘犬の血が濃い印象があります。
こうめさんはマイペースで、頑固です。
子犬期に吠えるクセがつかなければ、普段の生活で吠えません。寝言では吠えてます♪
要求を伝える方法として、「ブーブーと鼻を鳴らしてボヤく」「寄り添って潤んだ目でジッと見つめる」など、コミュニケーション方法は愛くるしいです。
好奇心旺盛で社交的な犬種なので、子犬期に人や犬に触れ合う機会を増やすと、とっても愛嬌のいい子に育ちます。
反面、独占欲や嫉妬心が強い場合も多く、子犬期の社会化の時間が少ないと、攻撃的な行動を取ることもあるので、若いうちに色々な経験を増やすのをおすすめします。
意外と重い?体型・体重・大きさ
鼻ぺちゃで顔が大きく、首が太い。
胴の長さはコンパクトで、足は短め。
この体型ゆえに、成犬になると一般的な犬服はサイズが合いません。
見た目の大きさ以上に体重があり
平均的な体重は、8キロ〜14キロ
メスが8〜10キロ前後、オスが10キロ以上の場合が多く、米袋を抱っこする機会が多くなることを覚悟してください。
毛色・カラーで丈夫さ・特徴が違う?
フレブルのスタンダードカラーは
白毛の「クリーム」
黒毛の「ブリンドル」
黒白の「パイド」
薄茶の「フォーン」
この中で犬質の良さは「ブリンドル」が1番らしいです。(以下書籍参照)
ブリーディングの基礎になっているので、平均的な丈夫さがある一方、紫外線の影響を受けやすいので、他のカラーより暑さに弱い傾向にあります。
「クリーム」は、人気・価格ともに高く、メディアでの起用も多いです。
しかしその人気故に、皮膚疾患など乱繁殖の代償もあり、健康な子を見つけるのが難しいカラーです。
「パイド」はボストンテリアの血が濃いため、テリア特有の気性の荒さがあると言われています。
しかし性格の部分は、育て方により大きく変化するポイント。特徴的な牛柄模様を楽しみましょう。
「フォーン」もブリンドルに続き、犬質の良さが際立つタイプ。
困り顔に見える眉毛がある子もいたりと、フレブルの愛嬌ある表情をたっぷり楽しめます。
フレンチブルドッグの選び方
近年はタイガーブリンドル・ブルーフォーン、ショートボディにロングボディなど、より細分化して、迎え入れようとする際に、限定して探している人も多いです。
しかし人気や希少性・価格の高い低いだけで、選ぶのは注意が必要です。
残念ながらフレンチブルドッグは一般的な犬よりも、肌トラブル・呼吸器・ヘルニアなど、健康に関してリスクが高い犬種です。
親の病気や手術歴、遺伝疾患はないかなど、ブリーダーさんにしっかり話しを聞いて、不慮の死や、高額な医療費などを回避できる確かな視点をもちましょう。
フレンチブルドッグの基礎的な知識を学ぶには、「フレンチブルドッグの教科書」この本が1番おすすめです。
フレンチブルドッグのお迎え
値段・価格・相場
フレンチブルドッグの専門ブリーダーサイトでは、およそ30〜50万円が相場になっています。
なのでペットショップでは、プラス10万円くらい高い金額になりがちです。
一部100万円を超える金額の子もいますが、「高額だから丈夫」というわけではありません。
血統以上に、ブリーディングしている環境や親の健康状態など、愛情をもって育てているところからお迎えできるのがベストです。
お迎え先は、ブリーダー?ペットショップ?
フレンチブルドッグを飼いたいと考えたときに、ペットショップでの購入は近年問題提起されることが増えています。
一部店舗では、販売用のケースに入れられたまま、買い手がつくまで小さな箱に閉じ込められているため、社会化の機会がなく、ストレスを受けている子が多いです。
そのためブリーダーや、ブリーダーサイトを通して、飼育している環境から、直接迎え入れる方法が近年はスタンダードになってきています。
その他、里親という方法で、保護犬を迎え入れるという選択肢も、支援団体の増加で整ってきました。
絶対子犬という考えでなければ、魅力的な子がお迎えを待っています。殺処分ゼロの活動は、どんな立場からでも、少しずつでも始めてもらえたら嬉しいです。
掛かりやすい病気・寿命は?
フレンチブルドッグの平均寿命は、10〜13歳と言われています。
飼い主の飼育や食事の知識が高まっているおかげで、長生きできるフレブルも増えています。
とはいえ、一般的な犬よりも、皮膚疾患・呼吸器障害・ヘルニアなどのリスクが高い犬種という結果が発表されました。
長寿の秘訣は、ストレスの少ない暮らしと、食事、そして運動と睡眠です。
忙しい生活を送っているとこの当たり前が難しいのですが、共に健康でイキイキとした日々を過ごしましょう。
フレンチブルドッグの飼い方・しつけ
“適度”な運動が大切
フレンチブルドッグは運動量が少なくていいと言われていますが、個体差がかなりあります。
お散歩好き・嫌いは、性格や飼い方によっても変わってくるので、適度な運動量がどのくらいなのか、見極めていきましょう。
こうめさんはお散歩大好き。1時間でも2時間でも、楽しくって平気でどんどん歩きます。
ただ、気をつけたいのがヘルニアです。
階段の上り下り、ジャンプ、急停止の多いダッシュなどは、体型ゆえの負担がかなりあります。
残念ながら犬自身で運動をセーブすることはできないので、飼い主の判断で、無理はさせすぎないように注意しましょう。
鼻ぺちゃは、暑さ・寒さが苦手
犬は体温調節を主に口でしています。
人間のように汗をかいて調節することができないので、口を開けて舌を出し、体温調整しています。
しかしフレンチブルドッグは、鼻ぺちゃなので、この鼻と口呼吸がとても苦手です。
夏場の昼間の散歩は熱中症の危険が非常に高いので、早朝や夕方など、気温や湿度を考慮してお散歩にいく必要があります。
そして冬場の寒さも苦手です。
寒さで震えることもあるので、服を着せるなど、体を冷やさない工夫が大切です。
エアコンは必需品で、夏.冬は24時間、飼い主不在でも温度管理をして、体調を整えてあげてください。
抜け毛は多く、お手入れ・ケアは難しい
フレブルは肌のアレルギーやトラブルになりやすい犬種です。
毛は短いのでトリミングの必要はほとんどありませんが、季節変化に合わせて毛が抜けるダブルコートなので、想像以上に抜け毛が多いです。
ですので、顔のシワのお手入れや、ブラッシング・歯ブラシなどが日々の日課に。
定期的なシャンプーや肛門腺、耳掃除などは、シッポが短く・中耳炎にもなりやすいため、素人では上手くできない体型の子も多いので、難しいと感じた場合は、専門家にお願いすることをおすすめします。
しつけは覚えやすい?
お手やおかわり・マテ。トイレの場所など、教えればしっかり覚えます。
しかし最初の頃は、集中力が続かないので、なかなか上手くいかないことも多いです。
わたしも甘噛で、育犬ノイローゼになるほど、根詰めた時期がありました。
とはいえ、時間をかけて少しずつ、遊びを交えたりしながら、愛情優先で向き合っていくのが、お互いにストレスの少ない暮らしを育んでいけます。
フレンチブルドッグ失敗しない飼い方お迎えまとめ
フレンチブルドッグは、飼いやすい犬種かどうか
正直にお答えすると、「飼いやすい。けど、手が掛からないわけじゃない」です。
一般的に飼いやすい犬とは、「吠えない・しつけをちゃんと覚えられる・運動量があまり多くない」と言った点だと思いますが、これはすべて兼ね備えています。
しかし、鼻ぺちゃ故に、暑さ寒さへの対応。トリミングに行かなくてもいいけど、肌トラブルを防ぐための日頃のケア。段差の上り下りが心配で、抱っこが日常茶飯事。など…。小型犬の中では、10キロ前後で重さもあるので、飼い主の体力や筋力は求められます。
お世話する時間・お金・心のゆとりが必要になりますが、犬との暮らしは、このかけた愛情を伴って、毎日が不思議なほど、「しあわせ」と感じられる瞬間が増えていきます。
子犬を迎えたときに感じた可愛いという気持ちと、8歳の愛犬がイビキを響かせながら寝ている姿は、別格の可愛さです。
しっかりと準備と環境を整えて、ぜひ愛犬をお迎えしてみてください。
きっとあなたの毎日に、少しずつそれでいて大きな変化が訪れるようになります。
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