どうもこんにちは、うめもとかんです。
フレンチブルドッグこうめさんと、逗子に移住してもうすぐ丸1年になります。
今回は、平屋の庭で、初心者でも失敗しない畑作りのコツと、コンポストDIYで自然農に役立つ土作りを始めた備忘録です。
動画ではその様子を、ブログでは補足を交えて情報をお伝えしていきます。
移住一年目に焦らず畑を始めなくてよかった
せっかく庭付きの平屋に越してきたので、畑をやってみたいと思っていたのですが、1年目は全くできませんでした。
というのも、雑草の草刈りが想像以上に大変。2週間もすると、すぐに元通りの草ボーボー。
何時間もかけて頑張ったのが、あっさりと覆されちゃって、「もうムリっ!」と、電動の草刈機を買ってしまったほど。
とはいえ、1年目に無理して始めなかったおかげで、自然農法の本を色々と読む時間が持てたことで、少しだけ知識がつきました。
さらに庭に生える雑草と向き合ったことで、日当たりや土の状態。水はけや虫たちの動向も観察することができて、勢いで始めたけどすぐ挫折するっていうのは免れた気がします。
家庭菜園にピッタリの自然農法の本見つけた!
自然農にまつわる本は、この1年で5冊ほど読みました。
そこで一貫して伝えられていたのが、最初の畝立てと土作りがとても大切だということ。
その先の育て方については、著者それぞれの考え方に少しずつ違いがあるなかで、竹内孝功さんの「1㎡からはじめる自然菜園」が、狭い畑で色んな種類の無農薬の野菜を育てるのに参考になると感じました。
「相性の良い野菜」を組み合わせることで、「1つの畝でも」いろんな種類の野菜を育てることができる。この「コンパニオンプランツ」という考え方は、夏野菜と冬野菜の連携もしっかり考えられていて、土をやすめなくてもいいのがスゴい。
大きな庭でもないので、無農薬の野菜を育てる過程を楽しむのが目的ですが、そのためには土もいっしょに育むことが重要みたい。
無農薬の野菜が育つ畑の土台「畝立て」を実際にやってみて
何事も頭の中のイメージがしっかりしていると、うまくことが運びやすいというのがあるので、庭の大きさを測ってからイメージ図を考えました。
庭の広さから考えると、畝の大きさは1.2平方メートルを2つ。
生ゴミや野菜くずを堆肥にできるようにと、その横にコンポスト場をひとつ作ることにしました。
夏の終りに草刈りをしていたことで、畝立て前の草刈りはラクでした。
とはいえ草刈機がなかったら、この程度でも1時間以上はかかるので、掃除機感覚で5分で終えられるのは買ってよかったです。
ここから2時間くらいかけて畝を立てていったのですが、「畝立ての意味ってなんだろう」とふと疑問に思って調べてみました。
畝立てメリットとしては
□ 通路と畑の区別をつけられること
□ 水はけがよくなる
□ 畝を立てることで、それぞれの土壌管理がしやすい
□ 根っこがはりやすく、野菜が成長しやすい
ということでした。
そして自然菜園の場合、一度畝を立てたらそのまま使いつづけて、野菜の生育がしやすい土壌も育てるのが大事なポイント。
肥料などで補わない分、土の中にたくさんの微生物や虫などが来れる環境を作って、命の循環がここで行われるように促していくのが醍醐味です。
とはいえ、最初だけは堆肥をこれまであった土と混ぜて、生き物がうまれやすい環境をつくる必要があるので、有機の堆肥を購入して混ぜました。(2つの畝で、1袋半くらい使用+米ぬかパラパラ)
この土を混ぜる段階くらいまでくると、2時間ほど土を掘り続けてるので、かなり疲れて腰痛持ちの体が悲鳴をあげてきました。
でも、畝が崩れやすいと意味がないので、土を混ぜたら崩れないように鎮圧して整地。
その上に、草があればひいて土が乾燥しないように保護してあげるのが、自然農の大きな特徴で、一般的にはビニールマルチで補ってる部分を、草で行う「草マルチ」をすることで野菜と土を育てます。
とはいえ、雑草ならなんでもいいのかというと、そうでもなく、地温や湿度、分解されるまでの速度や養分など「イネ科の葉が一番適している」ということでした。
残念ながら今の庭にはイネ科の草が生えていないので、とりあえず枯れ葉で補いましたが、次のステップは、畑の周りに草を生やす草マルチをはじめていきたいと思います。
ワンバイフォー材で簡単♪直植えコンポストDIY
最後にお庭のコンポスト作りですが、1.8メートルの1×4材(ワンバイフォー材)を4枚と、支柱になりそうな細い長めの棒を利用して作りました。
□ 1×4材を半分にカット
□ 2段に組み合わせた長さよりも、支柱になる棒を10センチ以上長くカット
□ 支柱の軸に、1×4材をネジ締め完成
屋根となる蓋は、ビニールシートにしました。
この位置が固定というよりも、いっぱいになるたびに前後させて、堆肥集め期間と堆肥熟成期間のターン制で運用していこうと考えています。
それでも、もう1段高くても良かったかなとは思いつつ、お庭が畑になる過程を、試行錯誤しながら焦らずに少しずつ形にしていきたいと思います。