国産の蜂蜜を、10種類以上食べ比べてわかったことがあります。
それは、どれもさっぱりしているのに味に奥行きがあること。
低価格なものは、口に入れた瞬間のインパクトは強いけど、後味にまで気を配られているかと言えば「んー。。。」。
天然のはちみつはなにが違うのか。
加熱してないはちみつはどう美味しいのか。
味わうってことは食べ物においてとても大切で、知識として色々と違いを知っていても、実際に食べ比べてみたときの感覚は、人それぞれ。
だから、レビューやお店のPRで、「後味さっぱり」とか「口当たりまろやか」って書かれていたとしても、実際にじぶんで味わったときに思う印象とは真逆だったりというのが蜂蜜では結構ある気がしています。
今回の「百花はちみつ」と「山野草はちみつ」
どちらも国産のてんねん蜂蜜。
百花はちみつのほうは、以前に食べたことのある百花蜂蜜と同じく、口当たりさっぱりのなかに深いコクがある味でした。
そして今回はじめて食べてみた「山野草はちみつ」
これが、これまでの国産はちみつのベースの美味しさ「さっぱりしているのに味に奥行きがあること」とは違う印象をうけた味でした。
そのまま舐めてみた印象は、なんとも独特。
すこし雑味があるというか、味にクセがあって、さっぱりというよりかは、コク深い。
ヨーグルトに合わせてみると、ちょっとクセが勝ってくる。
けど、コーヒーに入れるとまろやかさが立つ。
そして料理に加えると、あら不思議。
素材の美味しさが2〜3倍引き立つような、味わいに広がりを持たせてくれました。
甘さを得るのに、市販品では最近ほとんどカタカナの添加物が使われることが増えていますが、家で作るものには、天然の味わいを活かした調理ができるものがいいなと実感させてくれる蜂蜜でした。