目薬を処方されたけど上手く出来ない手助けになれれば
今回は、目薬を嫌がる犬に優しく目薬を行う方法をお伝えします。
愛犬が抱えた目のトラブルに、目薬を処方されたけど上手くできないことってありますよね?
暴れずに目薬をさしたいのに、何度やっても上手くいかないという人も多いと思います。
犬が目薬を嫌がる理由には2つの原因があるのですが、この2つの問題を解決できないまま、頑張ろうとしてしまっている人も多いです。
そこで今回は、犬が目薬を嫌がる2つの理由と、優しく目薬を行う方法をお伝えします。
この動画や記事を見ると、犬が嫌がらずに目薬を行う方法が分かります。
そしてどんな犬でも起きてしまいがちな目のトラブルについてもわかるので、どうぞ最後までご覧ください。
犬が目薬を嫌がる2つの理由
まず最初に犬が目薬を嫌がる2つの理由についてお話をします。
犬が目薬を嫌がる理由に、目薬の先端が目に近づいてきて怖がっている。そして、目薬の薬液が瞳に落ちて不快に思っている。この2点が主な原因です。
目薬の先端が近づいてくる恐怖心で首を振ってしまう。薬液が瞳に落ちてきた不快感を思い出して逃げ出そうとする。という仕草が、目薬をさすのを難しくしてしまっています。
また、目薬を指すタイミングも重要というお話もします。
散歩前やご飯前など、愛犬のテンションが高いときは行わないほうがいいです。
それよりも、お散歩あとの疲れているとき、目ボケている状態など、できればなにかの作業の一貫に組み込んで、目薬の存在を意識しすぎないタイミングを心がけてください。
犬が嫌がらない目薬のさし方
それでは実際に犬が嫌がらない目薬の方法をお伝えします。
そのやり方とは、犬の目薬は目尻からゆっくりとさすことです。
犬は目薬の存在や先端を認識してしまうと、どうしても逃げ出したくなってしまいます。
そこで愛犬を抱きかかえたり、愛犬の座っている背後に回って覆いかぶさる状態になって、首の動きを制限できるように腕で包み込みます。(点眼方法は、動画を参照してください)
犬が逃げ出す動きをする場合、基本的に首を後ろにのけぞらせることがほとんどなので、その可動域をなくすことで、逃げ場がなくなります。
この状態で、ゆっくりと目尻のほうから目薬をさすのですが、予めすぐに薬液が出る状態に目薬をつまんでおくことをおすすめします。
そして、ゆっくりと目尻に目薬をもっていき、瞳に薬液が触れる近さから点眼すると、瞳に浸透していきます。
愛犬が目をつぶっている場合には、その状態のまま点眼して、閉じた目の間に薬液を乗せた状態から、ほんの少しまぶたを開いてあげると、するっと薬液が瞳に浸透させられます。
このように、犬の視界に先端が近づいてくる恐怖をなくし、点眼を目尻からゆっくりと浸透させることで、薬液が落ちてくる不快感をなくせます。これを続けていくとことで、その後も目薬が指すことに対する恐怖心が犬からなくなっていくので、最初は難しいかもしれませんが、慌てずゆっくりと穏やかな気持ちで目薬を頑張ってください。
犬の目のトラブルは起きてしまいがちだから
最後に、犬の目のトラブルはどんな子にも起きるというお話をします。
愛犬こうめさんに目薬を処方されたのは、これで3度目。
最初は花粉症、その次が結膜炎。今回が、ドライアイという診断でした。
いずれの症状の場合も、愛犬の涙の量や目やにの色が普段とは違っていました。動画のコメント欄では、角膜潰瘍についての経験談も頂きました。やっぱり犬は年齢を重ねると目などに異常が出やすいので、もしもご自身の犬の目に、いつもと違う様子がある場合は、すぐに病院の診察を受けてみてください。
愛犬のドライアイと1週間ヒアルロン酸目薬を続けた経過報告
今回のドライアイについては、強風や暖房機器による乾燥でした。こうめさんは暖房機器に対して距離が近いので、直風を受けないように、また乾燥しがちな室内は加湿器を使って湿度をあげることを心がけて、目のトラブルを目薬だけじゃなく環境から改善していきました。
その結果、ドライアイと動物病院で診断されて、ヒアルロン酸目薬を処方され、1週間点眼を続けた現在は、黄色くドロっとした目やには収まり、目の潤いや瞳の違和感があった様子は改善されました。
犬が嫌がる目薬を改善する方法まとめ
それでは本日のまとめです。
今回は、犬が嫌がらない目薬の方法についてお伝えしました。
具体的には、
□ 犬が目薬を嫌がる主な理由は、目薬の先端が怖い・薬液が落ちてくる不快感がある
□ 目薬を嫌がらずに差す方法、目尻からゆっくりと点眼する
□ 目薬を指すタイミングは、お散歩あとのケアなど目薬の存在を意識しないタイミングを心がける
この3点をお伝えしました。
これまで犬の目薬を上手く指すことができなかったという場合には、今回の動画やこのブログ記事を参考にしてみてください。