どうもこんにちは、うめもとかんです。
フレンチブルドッグこうめさんと暮らして、丸8年が経ちました。
今回は、フレンチブルドッグの飼いやすさ・飼いにくさについて、8年暮らして分かった「飼い方のコツ」と、ちゃんと知っておきたい「フレブルの弱点と魅力」についてお伝えします。
鼻ぺちゃ犬は他の犬よりも病気になりやすい
平べったい鼻ぺちゃのお顔が魅力のフレンチブルドッグ
この特徴的なブサカワの顔と体に魅了されて、お迎えしたいと考える人は多いです。
近年では有名人も飼い始め、知名度と人気は年々高まっています。
しかも、ペットショップでは、飼いやすい犬種として紹介されることも多いです。
しかし、8年共に過ごして言えるのは、「飼いやすい=手がかからない」とは違うという点です。
一般的に飼いやすい犬とは、「吠えない・しつけをちゃんと覚えられる・運動量があまり多くない」と言った点だと思いますが、これはすべて兼ね備えています。
その点では飼いやすい犬種と言えるのですが、残念なことに「典型的な犬ではない」と認定されてしまいました。
イギリスの王立獣医学校の研究によると、呼吸器と肌・耳のトラブル・ヘルニア・パテラなどのリスクが、一般的な犬より高いことが判明したと伝えられました。
フレンチブルドッグをお迎えする前に、しっかり調べている人なら知っている情報ですが、魅力的な容姿と感じる部分が、残念ながら病気やトラブルになりやすい弱点にもなっているので、知らずに飼い始めて、お世話が想像以上に大変・高い治療費が払えないという事態は避けなくちゃいけません。
そのためにも、できればお迎えする前に、フレンチブルドッグの特徴をこの動画を通してしっかりと知ってください。
それではまずはじめに、とても参考になった本を一冊ご紹介します。
フレブルを飼うなら絶対おすすめの本
フレンチブルドッグの魅力に気づいたら、フレブル専門の雑誌「BUHI」の存在も知ることになります。
15年に渡ってオークラ出版から発行されている季刊誌ですが、じつは雑誌とは別に書籍も何冊か販売されています。
その中でも、2021年に発売された「フレンチブルドッグの教科書」これは、全フレブルLover必読の一冊です。
これを読むと、フレブルの毛の色で、じつは丈夫さに違いがあること。
健康な子・丈夫な子を見分けるには、金額より犬質の良さが大切なポイントであること。しつけも重要だけど、それ以上にストレスが少ない暮らし方やケアの方法があること。
など、お迎えする前に知っておきたい「フレンチブルドッグの本質」を、病気の対処法やフード選び含めてしっかりと理解できます。
正直、これからお話する内容の詳細は、すべてこの1冊に詰め込まれているといっても過言ではないので、ぜひお手にとって、何度も読み返して暮らし方の参考に、そして困った時の頼りにしてください。
フレンチブルドッグを飼うのならエアコン必須
フレンチブルドッグは、熱中症で命を落とすリスクの高い犬種です。
鼻ぺちゃのお顔はとても魅力的だけど、それが弱点になっていて、犬は口で体温調節しているのですが、それが上手くできません。
なので夏場のお散歩は、飼い主の都合のいい時間に行くことは叶わず、早朝や日が暮れてからといった、気温や日差しに気を配って出かける必要があります。
しかも、室内でも熱中症になってしまうことがあるので、エアコンで24時間涼しい環境を整えてあげることと、除湿機などを活用して、湿度も下げてあげないと、呼吸が苦しくなってしまいます。
さらに、寒さにも弱いです。
冬場は暖房が必須。体は冷たくなりやすく、寒さで体を震わせるようになるので、服を着せる理由がすぐに理解できると思います。
夏場と逆に、冬は加湿器が必要です。
乾燥した空気により、逆くしゃみと言う呼吸器のトラブルも起きやすくなります。
こういった呼吸器症状を緩和させるために、近年では若いときに鼻や口の軌道を広げる手術をすることが広まっています。
これを行うことで、だいぶ症状は緩和されるので、去勢や避妊手術を考えるときに、この手術も同時に検討してみてください。
ヘルニアで歩けなくなるリスクがあります
短足ぽっちゃりで、ギュッと詰まった短めボディもフレブルの魅力ですが、ヘルニアやパテラといった足を脱臼してしまうトラブルに繋がりやすい体型です。
そのためお散歩の時間は短いほうがいいと言われがちですが、筋力が少ないのも問題になります。
このバランスを見つけるのがとても難しいのですが、性格によっても散歩の好き・嫌いがかなり分かれます。
なによりツラいのが、「階段の段差はリスクが高いから歩かせない」「腰に負担のかからない抱っこの工夫をしている」など、散歩の時間やコース以外にも、最善の気を配っていても、ヘルニアやパテラになることがあるという点です。
飼い方だけでは防げない、これがフレブルの弱点なので、こういった症状が起きることも念頭に入れてお迎えする覚悟が必要です。
フレブルはペットではなく家族
外で飼うのに適していない、屋内では温度管理が必須、じつは抜け毛がすごい。お手入れを怠れば途端に涙やけなどの肌トラブル。
「飼い主のお世話なくして、フレンチブルドッグの健康は保てない」
こう言いきってしまえるほど、正直手がかかる犬種です。
逆を言えば、それだけ愛情を注げる存在です。
ペットショップに売っているかわいい犬の服を着せたくても、頭と首が大きすぎて入りません。専門のお洋服が必要です。
下アゴが出ているので、ゴハンをたくさん食べこぼします。専門の器があると便利です。
階段の上り下りを抱える時、ムッチリボディじつは重いです。筋トレの必要性を感じます。
なにをするにもひと工夫・ひと手間が必要です。
だけど、「ただ座っているだけ」「寝てるだけ」「食べてるだけ」なのに、「愛おしいと感じる日々」が始まります。しかも、それが年を重ねるごとに飽きるどころか増え続けます。
子犬の可愛さは一瞬です。
その可愛さを経たあとにやってくるのは、その子自身の魅力です。
この魅力がたっぷり詰まっているのが、フレブルの特徴で、表情は豊かで動きはコミカル、食いしん坊で、どこに行くにも一緒に楽しみたいお出かけ大好きちゃんです。
犬を飼うのに、飼いやすい・飼いにくいを考えるのも大切なポイントですが、それ以上に、「どれだけの時間一緒に過ごしてあげられるのか」を考えてあげてください。
犬にとって、あなたと過ごす時間が、この世界のほぼ全てです。
フレンチブルドッグの飼い主は過保護だと言われがちですが、これこそが飼い方のコツです。
大きな病気をさせないために、つねに先回りして、良かれと思うことを愛情注いで行う。
犬を飼って癒やされたいなら、フレブルはおすすめしません。
むしろ犬を飼うことをおすすめしません。
できれば犬を癒やしてあげたいと思って、犬との暮らしをはじめてください。
そうすることで、あなたの中に秘められた、まだどこにも溢れ出させたことのない愛情が、犬という対象を前にしたら、きっととめどなく出てきます。
それは、与えれば与えるほど、なぜか幸福と感じられる不思議な気持ちです。
犬との暮らしを始めると、幸せだと実感できる瞬間が1日に何度も訪れます。この平凡だけど特別な毎日がはじまると、少しでも多くの時間を愛犬と過ごしたいと思うようになるはずです。
そのためにも、お迎えする準備をしっかり整えて、まずは10年を目標に、できれば20年と見据えて、フレンチブルドッグとの暮らしを始めてみてください。
フレンチブルドッグの「飼い方のコツ」と「弱点と魅力」まとめ
それでは本日のまとめです。
今回は、フレンチブルドッグの「飼い方のコツ」と、ちゃんと知っておきたい「弱点と魅力」についてお伝えしました。
具体的には、
□ 魅力的な容姿は、弱点でもあるので手術を考える必要がある
□ 愛情を注いだ飼い方のコツが、すべて愛犬の魅力になる
□ フレンチブルドッグとの暮らしは、あなたの人生を変える
この3点をお伝えしました。
8年過ごして言えるのは、フレンチブルドッグは結構ずる賢いです。
忠犬というよりも、年を重ねるごとに自分の自我がしっかりとしてきて、盗み食いとかおサボりとか、好き嫌いとかどんどんはっきりしてきます。
こういう部分が増えてくるたびに、困りつつも愛おしさが増してくる不思議な存在になるので、同じ気持ちを共有できる関係になれたら嬉しいです。
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それでは本日はこれでおしまいです。ありがとうございました。