5000円前後の価格帯で、いまBluetoothイヤホンの中で信頼の高いメーカーとして名が知れ渡っているのがSOUNDPEATS。
正直、AirPods Proなんかに数万円も支払うなんて、ラジオと好きな歌手の歌をたまーに聞くくらいの視聴なら、必要ないと考えていました。
そんな視聴スタイルなので、ワイヤレスの接続が安定していて、耳のつけ心地がよく、音もそれなりにちゃんと聞こえるBluetoothイヤホンとして、SOUNDPEATSのメーカーの商品を愛用しています。
Air2からAir3 deluxeHS、さらにMini Pro HSと、SOUNDPEATSのラインナップの中から徐々にステップアップして使ってきた中で、今回1万円を超えるOpera05を使用してみて、その音の響き方に驚きました。
昔から音楽鑑賞が趣味とか、音楽を熱心に聞いてきたタイプではないのと、耳寂しいときは主にラジオ派だったので、音楽を没頭して聞く意味みたいなのを理解できないでいました。
しかし、このSOUNDPEATS Opera05を使ってみたら、音楽鑑賞が趣味っていう人の気持ちが、しっかりと理解できました。
というのも、普段聞いていた楽曲の音の数が、明らかに違ったのです。
「えっ?この歌って、ここにこんな音あった?」
「あれ?このフレーズに被さるように、こんなメロディが含まれていたんだ」って、これまで百回以上は聞いている耳馴染みのある曲を、十二分に楽しめていなかったという事実を知りました。
Air2や3は、インナーイヤー型好きなわたしの耳にはとても使い心地がよく、耳も圧迫しないので好きです。そんな耳でも、カナル型のMini Pro HSを使ってみたら、耳詰まり感は外音取り込み機能のおかげで、だいぶ苦手意識は軽減していました。
そこにきて、このOpera05。
耳詰まり感は、外音取り込みやノイズキャンセルの聞こえ方がより効果的に感じられ、さらに音楽の聞こえ方が段違いに良い。
こうなると、カナル型嫌いをしていては、もったいないんじゃないと思うようになっています。
もちろん、ラジオを楽しむだけなら、ラジオっぽさを楽しみたいという人なら、逆に音質は良すぎない方がいいということもあるかも知れないけど、曲を聞いたときの広がりがここまで深く感じられるのを知ってしまうと、価格が1万円以上となってはしまうけど、価格差以上の「耳しあわせ」を感じられることを考えると、上位機種の選択をする意味はとても高いと感じています。