５年間悩み続けた涙やけが改善できた
フレンチブルドッグこうめさんと暮らして、まもなく丸６年
ほぼ毎年涙やけに悩み、原因を調べ・対策をして改善。
それなのに翌年にまた再発…ということが５年間続きました。
せっかくのクリーム（白毛）なのに、目元が赤黒くなってしまっているのをなんとかしてあげたい。
大きな病気ではないのかもしれないけど、炎症から酷いことになるって場合も…飼い主として出来ることはなにかないのかと模索を続けた結果…
昨年やっと丸１年涙やけの症状が出なかったので、これまで苦悩を続けて見出してきた「涙焼け改善のポイントを３つの症状別パターン」に分けてお伝えします。
高額なドッグフードが売りたいわけでも、絶対治るというケアスプレーが売りたいわけでもない、いち飼い主なので専門家ではないことをご理解の上、わが家が５年間トライ＆エラーを繰り返し知ることができた「涙やけにさせないための方法」をシェアするので、ご自身の愛犬の参考になさってください。
読むのが大変という場合は動画で、以下の内容を解説しています。
犬の涙やけが改善されるまでの流れ
目ヤニ・涙の量が減り、目ヤニの色も黄色っぽいのからどんどん白や透明な色味に変わっていきます。涙の量が正常に戻ることで、赤黒くなってしまっていた部分も毛の生え代わりと共に正常な毛色に戻ります。
効果が表れるのは３か月～半年と言われてますけど、涙の量が最適化されている場合、１ヶ月目くらいからみるみる改善されていくのが分かるので、ケアやフードを見直した場合に、２か月経っても涙の量や目ヤニの色に全く変化がない場合は次の手を打ってみることをおすすめします。
知っておきたい涙やけ（流涙症）の原因
大切なのは涙やけの原因を知ること
どちらのパターンなのか、まずは理解しておきましょう
参考リンク
過剰に涙が出る：分泌性流涙症の場合
結膜炎やアレルギーなど目の病気、逆さまつげで目に刺激が常に行われてしまっている状態の場合、動物病院で診察・処置してもらうことで改善できるパターンもあります。
上記の場合が主に動物病院で対処してもらいやすい涙やけのパターンで「分泌性流涙症」というもの
わが家も結膜炎や逆さまつげだったことがあって、目薬や逆さまつげを抜いて貰うことで一度は改善に向かったこともあるので、まずは動物病院に行くことが大切
涙がちゃんと出ない：閉塞性流涙症の場合
そして厄介なのが動物病院で診てもらったけど、原因がどうも判断してもらえないパターン
５年目に患った涙焼けでは、食後の涙の量が尋常ではなかったので、この原因が全くつかめず病院で診てもらったのですが、解決の糸口が見出せなかったことがありました。
こちらは、目と鼻というのは繋がっていて余分な涙は鼻から通してるみたいなんですが、その繋がっている管の部分がなにかの原因で詰まってしまっていて、下に流れず涙があふれ出ちゃうパターン
この管の詰まりを手術や薬で改善する方法もあるみたいなのですが、この詰まりを起こさない体に出来るほうが嬉しいですよね
この記事を見てくれている方の多くは、この詰まっちゃっている原因の対策を求めていると思うので、その原因と対策に重点を置きつつお届けしていきます。
涙やけ改善パターン１：最適なケアで治る場合の対処法
まずは詰まりというよりも正しいケア不足
目ヤニよりも涙の量が多く涙やけになってしまう子の場合、大切なのは小まめなケアです。
フレンチブルドッグという犬種は目元に深いしわがあって、ここは小まめにお手入れしてあげないと涙やけになるというのは知っていたのでやっていました。…が、今にして思えば甘かったです。
飼い始めた時は、主にお散歩後のケアの時間に目元をケアスプレーでキレイにして拭いてあげていました。でもこれだけじゃ足りなかった。
わが家の愛犬の場合、涙が出やすいシチュエーションは主に「散歩中」と「食事時」です。
なので散歩後にケアしてあげることも大切だったんですけど、散歩の途中でも目元が湿っていたら拭いてあげるようにすることで症状の発症が抑えられるようになりました。
そして食事の後もすごい湿っているので拭くのですが、これはもう食い意地の成せる業、たぶん瞬きもせずに目を見開いて夢中で食べてるので、涙があふれ出てしまうみたい。
対処法１：湿った状態が長く続いて雑菌が繁殖し炎症を起こしてしまった涙やけ
ということで涙やけ改善パターン１のポイントは、目元が湿ってしまう状況を理解して、その状態を出来るかぎり短時間にし乾燥を保って雑菌を増やさないです。
目元を拭く際は、出来るかぎりコットンで優しくシワの奥まで拭いてあげて湿っていないようにするのが大切です。
涙やけで炎症を起こしてしまった目元は毛が抜けてしまっていたりしてかなり繊細なので、ゴシゴシしないように気をつけてください。
ケアスプレーに関しては、涙やけに良いとされるものからホウ酸水まで色々試しましたが、大切なのは炎症を抑え雑菌を防ぐ効果のある天然成分のものを選べば良いと思います。
頻度は１日２回くらい、お散歩あとのケアの時間に行えば、外からの雑菌の付着も取れるのでおすすめ
お手入れの方法についてはこちらを参考にしてみてください
ちなみにわが家が今使っているのはおヨメさん特製のアロマのケアスプレー
それまで使っていたのは、visionsのヒバのケアスプレー
これ１本あれば犬周りのすべてに使えて便利です
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涙やけ改善パターン２：最適な手作りごはん・ドッグフードで治る対処法
目ヤニの量が多く黄色でドロッと粘着している場合
目の病気又はフードが合っていないことによって、鼻涙菅が詰まってしまったのかも知れません
この場合、最適な食事（タンパク質）を見つけることが大切です。
プレミアムドッグフードで涙やけは治るのか
お手入れで治った涙やけがまた発症してしまったことで、ドッグフードを見直したら治ったという経験があります。
しかし、それも約1年程でまた発症。毎年ドッグフードを切り替え、どんどんと高品質なプレミアムドッグフードにしていった結果、ドッグフードでの根本的な改善は出来ませんでした。
生のお肉・馬肉の酵素で涙やけは治るのか
次に取り組んだのが、涙やけに効果があるという生の馬肉。ドッグフードと半々で試してみると、ほんの少し改善。そこでプレミアムドッグフードから完全手作りにして、生の馬肉は家計的に毎回は難しいので、生の馬肉の日と鶏肉の手作りごはんを半分ずつという感じにしたところ、改善とぶり返しをいったりきたり…
対処法２：白身肉のタンパク質で涙やけが治った
手作りごはん開始当初は、酵素による免疫力向上を目指して、生の馬肉や生野菜を出来る限り取り入れてやってましたが、結果に結びつかず。
そんな中、こちらの本の35ページ下段にお肉の種類ごとの特徴というのがあって、白身肉は炎症を引き起こしにくいというのを参考に、平飼いの鶏肉のみに変えたところ1か月ほどで涙焼けが改善しました。
馬肉は赤身肉です。鶏肉は白身肉です。生の状態が白いお肉・お魚にすることで、色素タンパクが抑えられ、消化がいいので鼻涙管の詰まりに好影響を与えたんじゃないかと考えています。
なので赤身系のドッグフードの場合は白身系のドッグフードに、それでもダメなら白身肉の手作りごはんでより消化のよい食事に替えて、適切な運動と共に体内のたんぱく質を上手く消化してあげられる状態にしてあげるのが食事によるアプローチの改善方法です。
大切なのはタンパク質の質と量です。多すぎても少なすぎても体への影響が出やすいので、自分の子にあった配分を見つけてみてください。
わが家の基本ベースの手作りごはんのレシピはこちらを参考にどうぞ
犬の手作りごはんを始めるならアレルギー検査もおすすめ
なお、涙やけが治った現在は、週５日上記レシピで煮込んだり炒めたり（焼く場合は胸肉ではなく腿肉にしたり）、週1回はタラのお魚にして、残り1回が猪や鹿の赤身肉という感じでローテーションして再発は起きていません。改善されたら赤身肉はたまに取り入れても大丈夫という結果になっています。
なお、鶏肉にアレルギーがある場合には、上記方法は有効ではありません。
手作りごはんを始めてみて、色々な食材やお肉の種類を上げてみた後に一度アレルギー検査をしてみるのはおすすめです。
よく同じものばかり食べさせているとアレルギーになるというフレーズがありますが、あれは迷信です。
Igeというアレルギー検査を行えば、食べ続けてもアレルギーが起きない食材と、少し食べただけでもアレルギー反応が起きる食材というのが分かります。
こういったアレルギー反応の仕組みなので、間隔をあけていれば反応しなかったものが頻度高く食べたことで反応してしまい、同じものを食べさせているとアレルギーになるという迷信がうまれたのではないかと…
そしてこの検査は食べたことがないものには反応しないので、一般的に犬が食べてもいい食材を一通り食べてみた後に検査すれば、どれが合う食材でどれが合わない食材か分かるので、愛犬にメインであげていくお肉・魚はなにがいいのか知れて、手作りごはんの指針になれるのでアレルギー検査は高いけど涙やけで手作り始めるならおすすめです。
